どうやら、セガサミーがオンラインカジノの本格的な事業展開を構想しているようだな。
セガサミーといえばゲームやおもちゃ、そして、ギャンブルだとパチンコ・パチスロのイメージが強い会社だが、じつは「総合型リゾートの運営」や「カジノ機器の開発」を手掛けるゲーミング事業っていわれるセクトがあることはあまり知られていない。
オンラインカジノってのは日本では合法のギャンブルではないから、日本人がセガサミーの事業を想像するときに、オンラインカジノとセガサミーの結びつきというものがパッと出てこないのはある意味当然のことでもある。
セガサミーっていう企業は、国内だけに向けた事業展開をするのではなくて海外にも目を向けていて、海外において大きな市場を獲得しているオンラインカジノ産業は、セガサミーにとってもっとも魅力的な業界のひとつといっていいんじゃないだろうか。
セガサミーのオンラインカジノ産業は、来年あたりから本格的に始動することが予想されている。
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オンラインカジノが違法で日本国内で遊ぶことができない日本人にとってはあまり馴染みのない話かもしれないけども、セガサミーが構想している海外への事業展開について少しばかり見ていくことにしたい。
海外のオンラインカジノ企業を買収するセガサミー
セガサミーは、現在、オンラインカジノのプラットフォームを提供している海外の企業の買収に成功しているぞ。
セガサミーが買収しているオンラインカジノ産業の企業は「Stakelogic社」と「GAN社」の2社だ。
この2社をおさえたことによって、セガサミーはいよいよオンラインカジノ事業の海外進出を決定的にする足がかりを手にすることになった。
「Stakelogic社」だけの買収、あるいは「GAN社」だけの買収では、おそらく、セガサミーの海外進出は「画竜点睛を欠く」といったところだが、この2社は「オンラインカジノを運営するために必要なものを補い合う関係」にあるため、この2社を買収できたことは、セガサミーにとってはかなりデカい。
「Stakelogic社」は高品質なオンラインスロットを提供する企業で、どちらかというとオンラインカジノの「ソフト面」を担当しているといったところだ。
もう一方の「GAN社」は、オンラインカジノのシステムやサーバーなどを扱っている企業で、こちらはオンラインカジノの「ハード面」を担当しているというわけだ。
ゲームというのはハードとソフトが組み合わさって初めて遊ぶ環境が整うものだから、セガサミーとしては、オンラインカジノにおけるこの「ソフト」と「ハード」の両方を確保することが、事業展開における「最低条件」だったということだな。
そして、その最低条件を見事に達成したというわけだ。
セガサミーのオンラインカジノ産業への参入のタイミングの是非
セガサミーがアメリカのオンラインカジノ産業に参入するタイミングについては、「いまがベスト」といえるようなものだと俺は考えている。
アメリカという国におけるオンラインカジノの違法性は「国全体」で統一されているのではなく、実は「州ごと」に違うという事情がある。
ある州では合法だがある州では違法、あるいは制限がされている、というのがアメリカのオンラインカジノの基本ってわけだ。
この「州ごとに違う合法性」において、近年のアメリカは、オンラインカジノを合法のギャンブルとして扱う州が少しずつ増えてきているという現状がある。
つまり、アメリカにおけるオンラインカジノ産業の市場は、これからどんどん伸びていくことが予測されている「おいしい分野」なんだよな。
セガサミーが、このタイミングで2社の買収を成功させ、本格的なオンラインカジノ産業への参入を開始したのも、この「市場としての可能性」にセガサミーが乗り遅れまいとした結果であることは言うまでもない。
要するに、セガサミーがオンラインカジノに手を出したのは、まさに「勝ち馬に乗るなら今しかない!」っていう絶妙なタイミングなんだ。
俺たち日本人は、セガサミーが手掛けていくオンラインカジノで遊ぶことはできないけど、オンラインカジノ産業の隆盛によって左右される可能性が高いセガサミー社の株なんかは、最近の動向を見るに、ちょっとおさえておいてもいいんじゃないかなと思うな。